レンズ沼からこんにちは。isofss(イソフス)です。本日の内容はオールドレンズの作例記事となります。先輩から(既に2年ほど)お借りしているNikonのマクロレンズ、Micro NIKKOR-P.C Auto 55mm f=3.5をマウントアダプター経由でZ6に装着してスナップしてきました。お楽しみいただければ幸いです。では参ります。

1:実はいろんなカメラで使ってましたエヘヘ。

いきなり蛇足ですが、最初は下記↓の組み合わせでお借りしたレンズでした。Nikomat EL、FマウントがAi化される前の古い古いフィルムカメラです。レンズとカメラのつなぎ目にカニの爪があり↓レンズの絞り情報を物理的にカメラ側に伝える仕様で絞り優先モード撮影を可能にしています。なんとも40年以上前のギミックにロマンを感じますねぇ。

NIKOMAT EL
もともとはフィルムカメラ用のレンズ。
Nikomat ELとマクロレンズの組み合わせ
さすがマクロレンズ。寄れます。

↑Nikomat ELとMicro NIKKORで撮った写真を探して出てきたのが…パソコンを分解している時(謎)の写真でした。寄れるのはいいのですがピントはどこに??ってのはご容赦ください。

マイクロフォーサーズ機でも使ってみた。

レンズをお借りした当時使っていたデジイチはPanasonicのDMC-G7でした。LUMIXです。中国製マウントアダプターを買ってG7に装着。フルサイズ用レンズをマイクロフォーサーズ機に繋げると焦点距離が2倍の110mmに!最大撮影倍率も元の0.5倍→等倍に拡大。解像力の高いレンズの中央だけを贅沢に使うレンズに変身します。ただマニュアルフォーカスですし、手ブレ補正のないG7ではピント合わせが至難の業だった記憶があります。

Micro NIKKOR-P.C Auto 55mm f3.5で撮影。
焦点距離は35mm換算で110mm。
換算110mmでマニュアルフォーカス。
手ブレしてます!難しい。

α6400でも使ってみた。

α6400届きました。
α6400にもベストバランス。

α6400を使っていた時にもEマウント用のマウントアダプターを買って繋げていました。↑見て下さい!この収まり具合。実際とても使い易いサイズ感でした。その時の作例はこちら↓古いレンズですが光があればしっかり写ります。α6400はAPS-C機ですので焦点距離は35mm換算で82.5mmです。(テーブルフォトは立ち上がって撮影してこの画角です。)

α6400の作例
窓際で自然光。
マニュアルフォーカスで蜂を追いかける!
激ムズ。

今思えば暴挙以外の何物でもないのですがマニュアルフォーカスで蜂を追いかけたりしましたね…。想像してください、春の昼下がりの公園で虫を追いかけるおじさん一名。かなり不審者です!

MicroNIKKORのボケ感
玉ボケは6角形。

絞り羽は6枚です。開放時が一番円に近いとはいえ↑このようにカクカクしています。

2:Z6と組み合わせたらどうなるのだろう?

ようやく本題です(汗)。 この度も電子接点のないマウントアダプターを購入しました。以前の記事でも取り上げました焦点工房さんから発売されているNF-ZNです。先にオールドズームレンズで試し→今回55mmで…という流れです。ガタつき無し。FTZみたいな下部の出っ張りもなく非常に良いプロダクトでした。FTZに装着できない非Aiレンズ群の救世主かも!(ちょっとお値段ハリますが)

MicroNIKKORをフルサイズ機に繋げる!
コンパクト&かっこいい!

ようやっとフルサイズ機で使用。

G7もα6400もレンズの中心しか使っていなかったので、Z6でようやくレンズの隅々まで味わえることになりました、グフフ。

Micro NIKKOR とZ6
NF-ZN経由でZ6に装着!

改めて自己紹介となりますが、Micro NIKKOR-P.C Auto 55mm f=3.5(発売開始1973年)です。マイクロニッコールの中では3世代目とのこと。フレアやゴースト対策の多層コーティングが施されているそうで、そのあたりは後ほど作例で。40年以上前のレンズですがピントリングは適度にヌルヌル感があります。(新品のフォクトレンダーほどではないですが。)↑鏡筒先端部分に傷があります。恐らく過去に落っことしたのでしょう。しかし写真の写りには関係なし。絞り羽もシャキシャキ動きます。時の試練に耐えるNikonのものつくりってホント凄いですね!

3:Z6での作例、参ります。

Micro NIKKOR 55mmでマクロ撮影!
なんじゃこりゃぁぁぁ!

マクロ初心者のため興奮がそこかしこ漏れております!凄っ、デカッ。このレンズはフルサイズ機で使う場合に最大撮影倍率が0.5倍になります。(…0.5倍でこんなにデカいのか!?)なお、専用の接写リングを噛ませると等倍まで写せます。

バラのマクロ撮影。
Exifデータが残らないのでF値は忘れました。

↑この2枚は夜明け直後の公園で撮影。夜露がイイ感じです。三脚に立ててます。ボディ手ぶれ補正内蔵のZ6とはいえ、そもそものピント合わせがシビアなマクロ撮影なので三脚は必須と感じました。

蛇口をマクロ撮影。
RAW現像しています。

オールドレンズの味を確かめる目的でしたががっつり現像で調整しています。その良し悪しは置いておいて、このレンズ、近接が得意ですね!(マクロレンズだから当然か…。)レンズの刻印を見ると最短撮影距離は24.1cmとなっております。フォーカスリングの回転はほぼ1周で、近接になるほど前群が繰り出します。

マクロになる程レンズが伸びます。

通常距離の写りはどうだろう?

マンホールとどんぐり。
なんともNikonらしい金属感。

↑既に補正してしまっていますが周辺減光は大きめでした。Capture NX-Dの「ヴィネットコントロール」の値80ですっきり。あとフルサイズ機で初めて四隅の描写を見ることになりましたが、そもそも被写界深度から外れていますね…まぁいいか。

ネコちゃんを起こしてしまいました。
筆者「ピント…うぐぐぐっ」
猫さん「うるさいニャ…」

難しかったのが(やはり)ピント合わせ。ミラーレスだからこそできるEVF内の拡大機能で合わせても、シャッター押すまでに体が動いてしまえばズレます。マニュアルフォーカスの宿命ですね。ピントリングの感触がせめてもの救いです。

友人とスナップ撮影。
良い光があればオールドレンズだって優秀!

人肌はレンズよりカメラ側(つまりNikon)の考えが強く吐き出ている印象を受けました。(このレンズをCANON機で使ったらどうなるのだろう?)今後ポートレートでちゃんと使ってみたいなぁ。ピントから外れた後ろのボケ方は好きです。

ド逆光で撮ってみました。
ド逆光で撮影。ゴースト出てます↑

意地悪な環境だとオールドレンズらしい写りになりますね。光源付近から広い範囲でコントラストは低下、画面端に緑のゴースト。お高い現代レンズとは違う味わいがありますねぇ。ギラギラしたものを見過ぎている目にはこれくらいの絵が保養になります。

4:Nikonって凄いや…に尽きます。

Z6で使い始めてまだ数日ですが、やはり一番感動したのはオールドレンズを今使える喜びです。たかだか鉄とガラスの塊だとしても時を経て今の時代を記録できることのロマン…といえば格好つけでしょうか?Nikonユーザーで良かったなと再確認しました。ところで筆者の手元には標準域の単焦点レンズが2本あります↓↓↓

新旧標準レンズ。
これを眺めながらご飯3杯はいける!

性格が真逆の2人。(これが人間だったらどっちが好みかなぁ)どっちも使えるのはミラーレスカメラ時代の恩恵ですね。カメラが趣味で本当に良かった!

で!このMicro NIKKOR 55mmシリーズは後発がいて、発売から40年近くたった今でも新品で買えます!Ai Micro NIKKOR 55mm F2.8というレンズです。これは欲しくなるなぁ。F3.5から2.8に口径を大きくするための奮闘記はニッコール千夜一夜物語に綴られています。工学系を刷新したみたいですね。

ゆっくり撮影を楽しむための1本。

Micro NIKKOR-P.C Auto 55mm f=3.5
元はこんなに小さいレンズ。

最後までお読み頂きありがとうございます。マクロレンズって楽しいですね。たぶんマニュアルフォーカスのオールドレンズっていう使いにくさが面白さを後押ししているように思います。Z6とサイズ感の相性もばっちり。中古市場で見かけたら手に入れてみるのも一興ですヨ!

今回は公園スナップだったので、今後は街歩きで使ってみようと思います。

続く。