みなさん、オールドレンズ沼からこんにちは。isofss(イソフス)です。前回に引き続きZ6に社外品マウントアダプター経由でオールドレンズを付けて遊ぶ企画です!ボディ手ブレ補正の設定が終わった所で早速スナップ撮影に出かけたいと思います。作例多め&独断と偏見のレンズテストレビュー、お楽しみいただければ幸いです!では参ります。

[起] とにかく古いレンズ。でも使いたい。

Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm
使用感はあるものの状態は良いです。

こちらはNikonのオールドレンズ Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm です。このレンズの情報はあまりネットでも見かけません…古過ぎるのでしょうか…。タイトルに1973年製と銘打ちましたが、根拠は当時のカタログ写真を乗せて下さっているブログ様を参考にさせて頂きました。そのカタログによるとスペックは下記の通りです。

  • 焦点距離:80~200mm
  • 絞り:F4.5~F32
  • レンズ:10群15枚
  • 最短撮影距離:1.8m
  • 重量:830g
  • フィルターサイズ:52mm

歴史あるFマウントの中でも非Ai時代の古い古いレンズです。これを現代のミラーレスカメラに繋げたらどんな写真が撮れるのでしょう!?ワクワクが止まりません。ミラーレス機Z6に接続する奮闘記、また過去にはマイクロフォーサーズで運用した記事も書いています。下にリンク貼っておきます↓↓↓


[承] 日中スナップしてみた。

さて、レンズテストの聖地(個人の感想です)博多駅にやってきました。この日は快晴。固い光が降り注ぎます。開放F値が暗いこのレンズにはちょうど良い環境です。まずは望遠レンズの風景写真から参りましょう。Exifデータが記録できません。うる覚えですがたぶんワイ端80mm。

博多駅全景、望遠側80mmで撮影。
iso:100 f:4.5 ss:1/800

WEB用に縮小しているので分かりにくいのですが、ピントが合えば(思ったより)しっかり写ってくれる印象です。ここに上げている写真は全てRAW現像しています。Nikonの純正ソフト Capture NX-D を使用しています。ピクチャースタイルは「ビビッド」を使うことが多かったです。ヒストグラムで言うと右から左まで山が連なる感じ。濃い目に描き出した方がしっくりきました。逆にあっさり仕上げる「ポートレート」にすると薄っぺらくなってしまいました。設定そのままでポートレートを適用したのがこちら↓

ピクチャースタイルをポートレートに変換したのがこちら。
ピクチャースタイルだけ「ポートレート」に変更。

なんだかこう…いつもSNSで脂っこい写真ばっかり見ているので目が彩度慣れしているのかもしれません。良し悪しは皆様の判断にお委ね致します…。(適当な主観レビューだと古参Nikonユーザーの方々から怒られそうです。)さて、博多駅の正面玄関に着いた時に気づいたことがあります

博多駅正面玄関の時計。
iso:100 f:4.5 ss:1/400

あれ?絵がたわんでないか?? 古いレンズなのでデジタル的に歪曲収差を修正するプリセットはありません。そもそもレンズ情報が写真に届きませんし。…レンズの弱点ともうまく付き合っていかなければなりませんな。で後日、歪曲収差のテストをしました。こちらです↓

テレ端80mm側の樽型収差
80mmは樽型収差でした。
200mm側は糸巻収差でした。
200mmは糸巻収差でした。

ついでに周辺減光も出てますね。良い良い。上手に付き合ってこそレンズ愛です。さてこの日の博多駅ではイベントが開催されていました。被写体さんがそこら中にいます。3階のオープンテラスからパチリ。こういう時の望遠レンズは楽しいですね。

望遠レンズでパトカーをパチリ。
iso:100 f:4.5 ss:1/400
ダンスの催し物をやっていました。
iso:100 f:4.5 ss:1/200

なんともNikonらしい色です。全くフワフワしていないのは昔から一貫しているのですね。Nikonのメインユーザーが昭和生まれの男性に多いのにも頷けます。(←私もですが。) 下の壁画は意図的に明瞭度を上げました。Nikonのレンズって無機物が得意ですよねぇ。

壁の彫刻物。明瞭度を上げて現像。
iso:100 f:4.5 ss:1/60

蛇足ですがα6400時代にSONYの色に慣れていたこともあって、どうもZ6に乗り換えてからも青っぽく現像しがちです。 Z6のオートホワイトバランスからマイナス数百程度のケルビン調整になることが多いです。まぁ、いうてZ6も(ほぼ確で)SONYセンサーですから。

[転] 雨の日スナップしてみた。

雨が降ったら外に出るのが写真好きの性!(とはいえ傘さしながらマニュアルフォーカスするのは苦行でしかないのですが。)

雨の日スナップ。水が滴る葉っぱ。
iso:200 f:4.5 ss:1/30

晴れの日と比べてEV値で4段くらいは暗い環境です。ここでZ6のボディ手ブレ補正が活躍しました。 焦点距離200mmでシャッタースピード1/30、現代技術って凄いですね。仮に手ブレ補正が使えないとしたら(SS:1/250だと)ISO感度は1600は必要になります。ただし設定が面倒…というのは前回の記事をご参照ください。

甘いのはピントか描写かどっちだろう?
iso:100 f:4.5 ss:1/30

んん…これはピントが甘いのか?描写が甘いのか?どっちでしょう…。枚数が少ないので確定的ではないですが、被写体も背景も両方とも遠い場合はボンヤリした傾向があるような。↓下のネコさんも同じです。若干後ろピンのような気もしますが…。

雨の中昼寝しているネコさん。
iso:200 f:4.5 ss:1/30

現代レンズだと毛並みまでビシッと写りそうなところ。このレンズの場合、現像でピント面を強調しても上手くいかない場合がありました。単純にピントずれだったらごめんなさい!(汗) F8くらいまで絞ってもよかったなぁ…と反省です。思えば全ての作例で開放F4.5しか使ってない…。

[結] 寄って使いたいレンズでした。

Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm
ガンガン使ってみようと思います。

撮り始めて100枚程度の感想ですが、被写体をグッと寄せて使いたいレンズだと思いました。開放F4.5でも背景はボケ倒せます。しかし開放F4.5は暗い環境だと物足りなさもあります。レンズも金属なので Z6と合わせて1.5kgとなります。スナップするにはデカ重です。望遠領域のマニュアルフォーカスは楽じゃありません。いろいろツッコミどころはありますが、何より楽しいので全部許せます。

ピクチャースタイル「ポップ」で現像。
iso:100 f:4.5 ss:1/30

↑典型的な日の丸構図ですが、筆者はけっこう好きな構図です。この写真だけピクチャースタイルを「ポップ」適用度10%で現像。オールドレンズと言ってもデジタル現像で如何様にも調整できるのでこれを純粋にレンズテストと言っていいものか…。そんな小難しい話はやめておきましょう。楽しければALL OK!

1/15秒で手ブレ補正あり。
iso:800 f:4.5 ss:1/15

「寄って使いたい」と言っても最短撮影距離は1.8mなので室内だとかなり厳しいです。そう考えると現代レンズって相当進化していますよね。現行Fマウント望遠大三元レンズの最短撮影距離は1.1mでした。あぁ、Zマウントの70-200mmが発表されたら確実に心揺れるなぁ…。待ち遠しいです。それまでは(他に浮気して散財しないように)この Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm で沢山写真撮りたいと思います!(といつも言っている!)

↑ちなみに、オールドレンズを接続しているアダプターはこちら。焦点工房さんの商品です。クオリティ高くおススメです。最後までお読みいただきありがとうございました。まだまだZ6を主体にした作例投稿続けます。また遊びに来てくださいね!

続く。