みなさん、オールドレンズ沼からこんにちは。isofss(イソフス)です。本日は社外品のマウントアダプターを使ってZ6のボディ手ブレ補正を動作させる方法について綴ります。オールドレンンズで遊びたいけどFTZが高過ぎて手が出ない…そんな時に重宝したい社外品マウントアダプターは果たして使い物になるのでしょうか??どうぞご刮目ください。では参ります。

[起] きっかけは古過ぎるオールドレンズ。

オールドレンズを使いたい。
純正アダプターFTZに対応していないオールドレンズ達。

せっかくのミラーレスカメラを手にしたのなら一度は遊んでみたいオールドレンンズ沼。ところが、純正マウントアダプターFTZ古過ぎるFマウントレンズには非対応なのです!なんてこった。Nikon公式HPには対応レンズ一覧があります(リンク貼っておきます)。…どうやらFマウントの多様性が仇となっているようです。これは構造上の問題らしく、無理に接続しようとすると一部のピンが壊れるようです。非Aiレンズ、特に「穴の開いていないカニの爪世代」はダメですね。(この表現だけでピンとくる方は重症かもしれません!)とにかく、筆者の手持ちの旧レンズはFTZでは使えませんでした。ぬぐぐぐ…。

社外品なら繋ぐことは可能。

ところがところが、中国製の社外品マウントアダプターが販売されているではないですか!いい時代ですね。早速ポチりました。社外品マウントアダプターは大体3000円程度の認識でしたが、最近のミラーレス用は軒並み値上がりしています。足元見られてますねぇ…。過去に2度ほど購入した経験からなのですが、中国製と言っても(昔のイメージとは違って)品質は年々向上しているように感じます。いい物にはそれなりの対価を支払って然るべき、ですね。

焦点工房のN.F-N.Z
Amazonでも売ってます。

買ったのは焦点工房NF-NZというマウントアダプター。NikonのFマウントレンズをミラーレス機Z7・Z6のZマウントに接続するマウントアダプターです。約6000円します(汗)。写真の通りレンズ側のキャップがなぜか付いていないのですが…まぁいいか。

このアダプターには電子接点がありません。なのでExifデータにはF値や焦点距離が記録されません。現像時に各種収差の補正プリセットも使えません。ただレンズをボディに繋げるだけ。とはいえFTZだと接続すら出来なかったオールドレンンズを使えるようになるのですから御の字でしょう。

[承] 届いたから早速スナップ撮影に。

Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm
なんかアンバランスだけども…。

もう嬉しくて嬉しくて。とりあえず繋げて家を飛び出しました。今回使ったのは Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm という1973年~1975年に製造されたレンズです。友人から無期限で貸して頂いているレンズでして、非常に良い状態であります。ネットにもあんまり情報がなく…まぁ先入観無しに作例で語るとしましょう。

あれ?手ブレしている?
SS:1/30 F4.5 ISO:800

望遠レンズのワイ端80mm。開放F4.5です。シャッタースピードは1/30と遅くなります。ん?あれれ…手ブレしてますね。実はこの夜スナップの時点では気づいていませんでした。単純にZ6に装着してもボディ手ブレ補正は動作しないんです!自動で勝手に手ブレ補正してくれると思っていましたが大間違い!帰ってきてブレブレの写真を見てようやく気付きました。

電子接点がない…ということは。

→レンズ側の情報はボディ側に届かない。そうなると焦点距離ごとに挙動が変わるボディ手ブレ補正が動作する訳もない!理由は単純でした…。ちなみにZ6メニュー内の手ブレ補正項目は自動でOFFになっていました。

[転] ボディ手ブレ補正を動作させる方法!

あきらめたらそこで試合終了なのです!

レンズ情報手動設定
正直、知らなかったです!

ググったら出てきました。(Z6の取扱説明書にも書いてありますが、基本的にFTZで…という体の説明で分かりにくいです。もちろんNikonとしてはFTZを買ってほしいでしょうから理解できますが…。)社外品のマウントアダプターでもボディ手ブレ補正を動作させることは可能です。

セットアップメニューを開こう。

Z6だとセットアップメニューの2ページ目にレンズ情報手動設定という項目があります。上の写真です。ここに1~20までのレンズ情報を登録できます。

  • レンズNoは1~20
  • 焦点距離を入力
  • 開放F値を入力

OKを押すとそのレンズNoの設定でボディ手ブレ補正が起動します。ただし(お察しの通り)焦点距離ごとの設定ですのでズームレンズの場合はズームすると手ブレ補正は暴れます。(設定値の焦点距離から離れると、手ブレ補正は動作していますが像は乱れてしまいました。)なのでズームレンズを単焦点レンズように使う→つまりワイ端とテレ端のみで撮影する方法で使おうと思います。筆者の場合は80mmと200mmだけで動作させています。

※蛇足。この設定をしてもExifデータにはF値や焦点距離は反映されませんでした。残念!

設定切替はカスタムボタンに割り当て。

面倒なのですが、その時の焦点距離(筆者の場合だとワイ端かテレ端)に応じて登録したレンズ情報を引き出さなければなりません。つまりズームする度にいちいちレンズ情報手動設定を開くということ。しかもこの項目は i menu には割り当てられません。なので、使っていないカスタムボタンにマイメニューを割り振り、かつ、マイメニューの一番上にレンズ情報手動設定を置いておく方法を採用しました。面倒だなっ!(でも最善策…)

カスタムボタンにマイメニューを割り当て。
右手で押せる録画ボタンにマイメニューを割当。

[結] ボディ手ブレ補正の真価を体感!

論より証拠です!下の作例をご覧ください。露出・ホワイトバランスなど諸々を同設定とし、ボディ手ブレ補正をONとOFFで撮り比べました。補正効果が分かりやすいように意図的にシャッタースピードを遅くしました。

  • SS:1/15、開放F:4.5、ISO:800
  • 焦点距離200mm、手持ち撮影、室内照明のみ
1/15秒で手ブレ補正無し。
ボディ手ブレ補正なし。
1/15秒で手ブレ補正あり。
ボディ手ブレ補正あり。

やったぁぁぁ!やりました。ちょぴり感動しました。…まぁ正確にはどっちともブレているのですが(汗)手振れ補正ONの方がブレは少ないです。現代技術とオールドレンズのコラボレーションの瞬間です!200mmが1/15秒で使えるなんて…。えぇ、もちろんこの後ウィスキーを頂きました。

お値段は純正の1/5。

焦点工房さん、いい仕事しますね。
焦点工房さん、ありがとう!

純正マウントアダプターFTZは新品で30000円、中古で20000円。でもNF-NZは新品6000円…お安いですね。非Aiオールドレンズを使いたい時は必然的にこちらになります。ズームレンズだと上述の通り面倒設定がありますが、単焦点レンズだったら間違いなくおススメアダプターです!(DかGシリーズでズームレンズだったら素直にFTZがいいでしょうね。ただしDシリーズはFTZでもAF使えません。あぁややこしい。)

コスパだけで言うと、同じFマウント→Zマウント用で K&F CONCEPT から発売されているアダプターもあります。執筆時に約5000円でした。でも形が違います。筆者は焦点工房の方が好みの形でした。性能は同じ(ただの筒)なので、どちらでもいいと思います。

次回はレンズを味わう会。

状況は整いましたので次回は Zoom NIKKOR.C Auto 1:4.5 80-200mm そのものをじっくり楽しむ記事を書きたいと思います。上のウイスキーの写真を見る限り…ボケ方とか癖がありそうですし…ワクワク。

最後までお読みいただきありがとうございました。徒然なるレンズブログは今後も続きます。また遊びに来てくださいね。では!