撮影者isofss : ISO100 F2.8 SS1/125 AF-S NIKKOR f2.8E ED VR

みなさん、こんにちは。カメラ沼の住人isofss(イソフス)です。ついにNikon Z6 の発売日ですねっ!いいなぁ。


今回はそんなミラーレス戦国時代に逆行して、一眼レフ大三元レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8E ED VR の使用1ヶ月レビューです。「今こそ一眼レフだっ」と抗う同志のみなさま、どうぞお立ち寄りください。では参りますっ↓↓↓ニコンの標準大三元レンズ

1: 1本目で大三元レンズは買ってはいけない!

偉そうに申し訳ありません!しかしこれは正直な感想です。レンズ沼シリーズ記事でも書いていますが筆者も結構な沼の住人でして、あれやこれや各メーカのボディとレンズを使いまくってNikonの大三元に着地した身です。散財と引き換えに得た教訓があります。それは…↓↓

優秀過ぎる 24-70mm f2.8 の世界

大三元レンズで撮った紅葉

AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8E ED VR にて撮影

RPGゲームで例えると…オープニング後に最強装備を手にしてゲームを始めたらゲームが崩壊しますよね。大三元レンズはそんな感じです。チート装備だと思います。というのは、基本的な描写性能が高いので自分の撮影技術に関わらずいい感じの写真が撮れちゃうっていう。そうなると「なんか自分、上手くなったみたい」と思います。で・も(筆者も含めて)そんな都合のいい話はない!撮影技術は撮ってきた枚数に比例しますから。上手くなったと思ってる実態はレンズに撮らせてもらっている事実。撮らせてもらっている事を感じさせないしたたかな描写性能。普通に凄い、凄いが普通。例えば上の写真だと背景のボケがすごくきれいですが、これは撮影者の技術というよりもレンズの性能です。

ズーム→単焦点→大三元

おそらく大半の人が辿るであろう大三元レンズへの道のり。ロボットアニメで例えると、物語終盤でハイエンド機体に乗り換えるあの道のり。レンズ界の最終兵器だからこそ、最初から手にするのではなく持つべき時が来た時に手に入れた方がよいと思うのです。

キットズームレンズ

とりあえずカメラを買った時についてくる便利ズームレンズ。どんな状況でもとりあえず頼りになるレンズ。たまに「なんじゃこりゃぁ」と唸る一枚が撮れたりすれば歓喜。F値が中途半端な3.5始まりで可変式だったりするので、そのうちボケと言う名の魅惑に立ち向かう時に限界を感じるやも。

F1.8の単焦点レンズ

各種メーカーが用意している魅惑の単焦点レンズ。ボッケボケの写真が撮れるのに非常に安い価格設定・かつ非常に軽くコンパクト。誘惑以外の何物でもない存在。いわゆる「レンズ沼」の入口。ズームレンズと比べてレンズ設計に無理がなく、今までにないボケと描写力に固唾を飲むことになる。写る範囲(画角)を決めるために自らの足で距離を調整する必要があるが、その工程が次のレベルアップへの経験値になること間違いなし。

Nikonユーザーの方には超絶おススメです!f1.8の単焦点 AF-S NIKKOR 50mm f1.8 G 。2万円前半まで値下がりすることがあれば大大大チャンス!!CANONの1.8撒き餌レンズより高いですが、レンズフード付きです(CANONは別売)。またCANON撒き餌レンズと異なり、Nikonの撒き餌レンズは測距の小窓がきちんと動いてます。アナログ感・堅牢性・経済性・小型軽量、どれもバランスがとれていて最安レンズ。絶対買った方がいいです。

全域でF2.8が出せる大三元レンズ

レンズ界最強装備:大三元ズームレンズ。単焦点レンズをズームできるようにしたかのような、描写力と利便性を兼ね備えた万能装備。その価格設定が一般人泣かせで入手は非常に困難。ゆえに、手に入れた時の喜びはひとしお。重いしデカい。スナップに持ち出すとかなり目立ってしまう。しかし耐久性があり壊れない堅牢性はプロの現場で厚い信頼を得ている。初めて手にした人が最初に声を出して驚くAFの速さは読んで字のごとく爆速。

2:大三元レンズは3種類ある!(泣)

そう、3種類もあるんです。「大三元」とは正確には3本揃えて初めて「大三元」らしいです。全部揃える予算があれば車が買えるんじゃないでしょうか?それぞれが20~30万円くらいします。各メーカーが技術の粋を集めて代表レンズを世に送り出しています。Nikonで揃えるとこうなります↓↓↓

  • AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8ED (広角ズーム)
  • AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8E ED VR (標準ズーム)
  • AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8E FL ED VR (望遠ズーム)

3:好きな画角から選ぼう。

選ぼう!ったって撒き餌レンズの10倍の値段しますが。もし、もし選ぶことになったなら、下記の内容を思い出して参考にしてみてください。大三元レンズはズームレンズとはいえ、結局のところズームの利便性を重要視して選ぶレンズではありません。ここは重要な所です。詳しく取り上げます。

好きな画角感を、先に身に着けるべし。

好きな画角感を身に着ける!

CANONの撒き餌単焦点レンズ:換算80mm

これから写真をちゃんと撮りたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひおススメしたい内容があります。同じ単焦点レンズをある程度長い期間使いましょう。しっくりこなかったら違う焦点距離に変えても構いません。同じ画角で1000枚、2000枚…と重ねていく中で「お、この感じ好きかも」という感覚が身に着くはずです。被写体との距離感とかです。画角感が身に着いた上で大三元レンズを使うことになった暁には(贅沢な話ですが)「自分の得意とする画角をメイン画角として使い、どうしてもレンズ交換する時間のない撮影現場で緊急回避的に他の焦点距離を使う」という究極の解にたどり着くかもしれません。この目的の為に20万円オーバーの買い物をするのですからもはや病気でしょう。画角感の話はこちらの動画が非常に勉強になりました↓↓↓

プロ現場で大三元が多い理由。

撮り逃しが許されないプロの現場では、必ずと言っていいほど大三元レンズが使われています。その理由は↓↓↓

  • 足で移動して画角を決める時間がない。
  • 時間がないのに失敗できない。
  • 確実に写真を納めなければならない。

…からです。だから消去法で単焦点レンズが外れているのだと思います(なかには単焦点だけで現場をこなす凄腕のプロもいますが)。普段から写真で収入を得ている人でないのであれば、わざわざ清水の大舞台から飛び降りる必要はない…のかも。下記、老人と文学社さんの動画で、アマチュアが大三元を持つ必要がないことについての熱い議題が扱われています。非常に納得できました。この動画を見てアマチュアの筆者は大三元を買いましたが(本末転倒)。

でも結局買うなら…。

得意とする焦点距離を含む、もしくは近いズーム域で選びましょう!その画角をメインにつかいましょう。きっと後悔しないはず。

筆者はもともと80mm辺りが好きでした。初めてAPS-CサイズのEOS80Dを買った時の撒き餌レンズ50mmを80mmとして随分使っていたので、中望遠の画角感がしっくりくるようになりました。なので70-200mmの望遠大三元という選択もありましたが、実用的なのは24-70mmだろうという事でこちらを選択。当然、常に70mmで使用しています(ちょっと足りない)。AF‐S NIKKOR 24-70mm f2.8E ED VR という型です。VRなのでレンズ内手振れ補正があります。なお、購入時期によって値段の乱高下がかなりあります。高い時は25万円弱、安い時は23万円あたり。このレンズだけでなく、カメラ業界って値段がコロコロ変わりますよね。価格ドットコムをブックマークして日々チェックしていると、それとなく相場感も分かってくるのでおもしろいところです。

※後日談(2019/1/20):しばらく使ってみて「70-200mm」にしておけばよかった!!!!と猛烈に反省しております。24-70mmって普通過ぎる画角でした。ドラマチック路線の人は24-70mmじゃ物足りないかもです。あぁ、時間が戻るなら買いなおしたい(泣)

4:なにが凄いのか?

肝心なのはここです。なぜこんなに大三元レンズは奉られるのか?それはひとえに「ズームレンズのくせに極めて収差が少ない」というマニアックな回答になりそうです。でも「少ない」だけで実は単焦点より目立つ収差も存在するということも使ってみて感じました。(例:このページの冒頭の抹茶の写真。よく見ると、畳が歪んでいるんです。)具体的な作例は、次回のお題にしたいと思います。

って、今回ほとんどレビューしてない!

そんな記事を最後までお読みいただきありがとうございました。またお越しくださいませ。続く!

追記:次の記事で周辺減光と歪曲収差のレビュー書きました↓↓