みなさま、こんにちは。いろいろやってみたい年頃の者です。タイトルの通りの「オールドレンズをマウントアダプター経由で現代のデジカメで使うとどんな写真が撮れるのか?」というテーマですが、なにはともあれ作例をご覧ください↓↓↓
パナソニックG7で月を撮影この写真、Zoom NIKKOR C Auto 80-200mm F4.5 という1973年発売(40年以上前)のNikonのレンズを現代のミラーレスカメラに装着して撮っています。その経緯をまとめました。興味のある方は下部へどうぞ↓↓↓

1:ただ美しい、Nikonのプロダクト。

zoomNIKKOR-CAuto F4.5 80-200mmあぁ、なんて美しいんでしょう。当時の日本のものつくりに頭が下がるばかりです。だって40年以上経ってもまだ使えるのですから。(現行の現代レンズは40年後に現役で使えるのでしょうか?) ただやはり内部の汚れ(ホコリ・カビ)や外装のキズ・凹みは存在します。ピントリングもスカスカだし、ズームリングも縦に向ければ自重でズレちゃいます。でも!写ります。写真撮れちゃいます。上の写真ではちょっとボケてますが後玉の上の方にNikonの「カニの爪」が付いています。もともとこのレンズは(写真の大先輩より)NIKOMAT EL というフィルムカメラと一緒にお借りしているものでして、本来はそちらで使っていました。(カニの爪は絞り情報を物理的にボディ側に伝える機構です。文字通りアナログ機械なんですね~)

2:デジカメに繋げるための筒・マウントアダプター

Kernel_NF-m43ただの金属の筒で3000円くらいしました。ただの金属ですがこれでオールドレンズを現代のデジカメに繋げられるのですから文句は言うまい。Amazonから届いた時の箱がぐっちゃぐちゃだったことは不問としよう。Amazonの箱の中に入っていた包装箱がベッコベコだったんです。日本製品では考えられない適当さ、さすがは大陸製品…。ちなみにKernelというメーカーのものでNF-m43という型番でした。NikonのFマウントからイクロォーーズって意味ですね。ひねり無し!マウント部分も全て金属でしたし、建付けも堅牢で問題なかったです。

3:なぜこんなことが出来るのか?

MountAdapter↑↑↑図にするとこうなります。使ったボディはマイクロフォーサーズ規格のPanasonic DMC-G7 というちょっと前の機種です(そもそも月の写真を撮ったのが2年前でして…)↓↓↓
panasonicDMC-G7いいカメラでした(過去形)。いいカメラ過ぎてカメラ沼のきっかけとなり、売りました。

…って違う違う!話を戻します。なぜ、オールドレンズをデジカメに繋げることが出来るか?というと、それはミラーレスカメラだからです。ミラーレス機は読んで字のごとく、ボディ側にファインダー用のミラーがないです。だからセンサーの前に(レフ機だとミラーがある所に)スペースがあります。その場所にマウントアダプターを噛ませて別規格のレンズをくっつけるようにしようという仕組みです。レンズはメーカーごとにマウントと呼ばれる規格で分かれています。なので今回は、レンズ側がNikonのFマウントでボディ側がマイクロフォーサーズマウントのアダプターを買いました。(ここを間違えると物理的にくっつきません)

不思議ですよね、メーカーの違い・時代の違いを超越してレンズとカメラがくっつくんですから。もちろんこれには条件があります。ミラーレスカメラでないといけないということ。一眼レフ機だとミラーが邪魔でそもそもマウントアダプターが付けれないからです。逆に言うと、レンズから来た光をセンサーに届けるための距離調整(フランジバック)とマウントサイズ変換を同時に行っているのがマウントアダプターということになります。

4:焦点距離が倍になる。

センサーサイズが違うのでそうなってしまいます。NikonのFマウントが届ける光に対してPanasonicのG7の受けるセンサー面積は約1/4です。レンズ中心付近の光しか記録できないということです。そもそも規格が違うのでそうなります。センサー自体の縦横の長さでいうと約2倍(2×2で面積は4倍差)ということです。センサー側から見れば、でかいレンズの真ん中の美味しい所だけ使っているイメージです。結局、焦点距離は(縦横が2倍差なので)2倍大きくなります。2倍望遠になるということ。

これは月のような小さな被写体を狙う時にはメリットですね。レンズ望遠側200mmが2倍で400mmになります。現代レンズで400mmのレンズを準備するとなるとかなりのお金が必要でしょうから…、オールドレンズありがたやありがたや。

古いレンズですので当然ですが、マニュアルフォーカスでピント合わせを行います。超望遠の撮影になると、月でも動いているのが分かる程ピント合わせは難しくなりますが、執筆時点の2018年に販売されている主力ミラーレス機はマニュアル撮影時のピーキング表示や拡大表示が充実しているものばかりです。いい時代になりました。2年前のG7では露出をファインダーに反映させる設定(今では当然の機能)にすると盛大な表示遅延になってました。また、アダプターにも(当然レンズにも)電子接点がないためExif情報で絞りは0で記録されていました。この辺りは割り切りで。

5:反省点。

JPEGでしか撮ってませんでした。…っていうか当時は「RAWって何?」というレベルだったもので。今思えばもったいなかったです。これも勉強ですね。その後、カメラ沼を経てフルサイズ機に来てしまいましたので、焦点距離2倍のアダプター裏技はもう使えません。ここから先はお金にものを言わせてフルサイズ用の大砲みたいな望遠レンズを買うしかありません。無理だけど!

カメラを始めた人が必ずと言っていい程通るアダプター遊び。もしかしたら、あなたもそのおひとりでしょうか??オールドレンズは安く手に入りますので比較的手の出しやすいジャンルですが、同時に浅くて広い沼でもあるため、初めての方はどうぞご注意ください。最後までお読みいただき ありがとうございました。続く!