みなさん、こんにちは。Nikon Fan Meetingで興奮した者です。でもちゃんとマジメに検証してきた事もあるんです。以前の記事#03アマチュアカメラマンは結婚式の撮影依頼を受けるべきか?のスピンオフ記事となります。

結婚式撮影の最大優先事項かつ最大難関である「ちゃんと納品する(撮り逃さない)」をベースコンセプトにZ6を考察してまいります。Z6発売後にZ6でブライダルフォトを考えていらっしゃる方のお役に立ちますように。それでは↓↓↓

1:結婚式撮影におけるボディ内手振れ補正の役割

ニコン機初搭載のボディ内手振れ補正。これを喜ばない人がいるでしょうか?いません!ありがとうニコン!…ところでボディ内手振れ補正って結婚式撮影では役に立つのでしょうか?………こんなことを言うと怒られそうですが↓↓↓

撮影者の手振れが止まっても、被写体の動きを止めなければ意味がない。

そう、動きモノには意味ないんです。結婚式の入退場、余興、歓談の様子など、ブライダル撮影ってほとんど動きモノ撮影です。結局は【1】シャッタースピードを上げざるを得ません。暗い会場内でシャッタースピードを上げると写真はよりアンダーになります。そうなると【2】絞りは出来るだけ開けることになります。【3】クリップオンストロボをバウンスさせて光を補いたいところですが、動いている相手まで距離があって届かない事も多いです。最後の手段で【4】ISO感度を上げます。ノイズのことを考えるとISO感度は出来るだけ抑えたいですね。この【4行程】を明るくなったり暗くなったり被写体が動いたりする状況の中でコントロールしないといけません。しかも、一眼レフは撮影した後でないと写真がどう仕上がっているか(適正露出になっているか)分かりません。しかも式は待ったなしでどんどん進みます。もはや手振れ補正の話はどこかへ行ってしまいましたが、とにかくブライダルフォトって難しいですね…。

ところが、Z6にはこういう状況を打開する機能があります。これを実機で検証してきました。

2:コントロールリングに露出設定を割り当てる。

露出の3要素を割り当てる新型のS-Lineレンズには「コントロールリング」と呼ばれる輪があります。実は、この輪に「露出補正」を割り当てることができます。それで思いついたんです。もしマニュアルモード時(つまりシャッタースピードと絞りを固定している時)にISOだけISO-Autoに設定していたら、コントロールリングの露出補正ってISOだけに働くのでは??…と。ニコンのスタッフさんに相談し「じゃあやってみましょう」となり、一緒にやってみました。すると…、

コントロールリングだけで写真の明るさをファインダーに反映できました。

「できたーっ!」と思わず声がでました。つまりどういうことかと言うと↓↓(まとめます)↓↓

  • 自分の手振れを止めるために手振れ補正はON
  • 被写体ブレを防ぐためにシャッタースピード(SS)は1/125~1/200の間に設定
  • クリップオンストロボも積極的に活用(シンクロスピード注意↑)
  • 絞りは出来るだけ開けることになる。
  • ISO感度で適正露出に持っていきたい。
  • ミラーレスだから露出が常にファインダーで確認できる。
  • マニュアルモードにしてSSと絞りを状況に合わせて決めておく。
  • 足りない露出をコントロールリングで素早く合わせる。

以上により常に適正露出でブレない写真を撮影することが出来ます。測光モードがなんであれ結果は結果として反映されます。つまりは撮り逃す機会を減らせます。右手はシャッター、左手で適正露出、シンプルです。いきなり暗転してスポットライドがドーンッみたいなことになってもコントロールリングをいじるだけです。ミラーレス素晴らしい!一眼レフでは「撮った後に露出が合ってるか確認」の一行程入ります。そんなことしてたら撮り逃します!(全ての状況の露出設定が体に染み込んでいるなら話は別ですが)アマチュアの経験値不足をテクノロジーでカバーできる時代になってきました。いや、ほんと素晴らしい。

※補足。

この方法が絞り優先モードより優れていると思うのはシャッタースピードを固定できる点です。絞り優先モードだとスローシャッターになって被写体ブレを起こす可能性があります。別の観点からもう一つ、測光モードに結果が左右されない点も優位性があります。測光がどうあれ結果がファインダーに出てますから。どちらも、現行の一眼レフ機では出来ない芸当です。(とはいえ、重点測光より評価測光の方がファインダーがチラつかないように思えます。実際に購入される予定の方、ぜひ検証してみてください!)

3:すぐに撮影結果が見たい時はファンクションボタン。

Fan Meeting のトークショーで聞いたのですが、モニターで見る再生操作はあえて「両手」で行うようにボディの左右に割り振っている設計とのことです。結婚式ではそんな時間がもったいないので、ボディ前面右手側のファンクションボタンに「再生ボタン」を割り当てておくと、撮影後に中指でポチるだけでファインダー上ですぐに結果を確認できます。この方法はYouTubeで老人と文学社の武川さんが紹介しておられた内容です。(これは一眼レフでも出来ます)筆者も設定してます。確かに便利!(↓動画12分あたり)

4:あとはピントが合えばOK

しかし歓びも束の間、写真の良し悪しを決めるのは「明るさ」ともう一つ…「ピント」です。ピントが合っていなければどれだけ適正露出でも意味がない!そしてこの度もネックになるのが「結婚式では被写体が動く」問題です。動く相手にピントを合わせ続けるのは至難の業です。ニコンの一眼レフ機には「3Dトラッキング」と呼ばれるAF追従機能がありました。でもミラーレス化したZ6(Z7も同じ)には3Dトラッキングがないんです!…これは製品発表直後にネットで話題にもなっていました。かわりにZシリーズには「オートエリアAF」というAF追従機能があり「顔認識」「ターゲット追尾AF」があります。(瞳AFでないとさんざん叩かれた、あの顔認識はとりあえず置いておいて)次回は、この「OKボタンによる追従」がどれくらい実用的なのか??についての検証してきた内容をお届けいたします。

最後までお読みいただきありがとうございます。もしZ6購入予定の方でしたら、どうぞ次の記事もご参照ください。ではまた!